先日、新しい日本円紙幣が発行された。
紙幣のデザインは約20年ごとに変更されており、今回の変更は前回の2004年以来のものだ。
新紙幣に描かれている人物は、10,000円札は 近代日本の創造者と呼ばれる渋沢栄一が、5,000円札は女性教育の先駆者である津田梅子が、1,000円札は 近代医学の父と呼ばれる北里柴三郎がそれぞれ描かれている。
また、最新の偽造防止技術として、高度なホログラム技術が採用されていて、紙幣の色使いや図柄が一新され、ユニバーサルデザインにも配慮されているそうだ。
ただ、発展途上国などでは、偽札対策が大きな課題なので新札の発行も理解出来るが、日本では久しく偽札云々という話は耳にしていない。
特に最近では、キャッシュレス化の波が著しくなっているし、私自身も、気が付いたら一度も現金を使わなかった日が最近頻繁にある。
そのような背景の中、今回の新紙幣発行は、前回20年前の時と比べてはるかに話題性が少ないように感じる。
果たして20年後も、また新しい紙幣を発行することになるのだろうか？
一部では、今回が最後になるかもしれないという指摘もあるので、この新紙幣発行を頭に焼き付けておこうと思う。