パリオリンピックの開会式が、7月26日に行われた。
オリンピックの開会式というのは、開催国が独自色を発揮した華やかな式典を披露し、世界をあっと言わせる機会ではあるが、パリオリンピックの開会式は、まさにそれを実現したといえる。
組織委員会は伝統的な式典をやめて、競技場ではなくパリの街全体を開会式の会場にした。
雨の降る中、何千、何万人もの選手や演者がセーヌ川の水上を進み、エッフェル塔が夜空を背景に劇的な極彩色でライトアップされた、実に大胆で、画期的なショーだった。
今回の開会式については、色々と物議を醸しているようではあるが、あと2週間あまりの開催期間中、日本人選手たちの活躍を大いに期待したいと思う。